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雑巾のような二オイを消す 「タオル類」のお手入れ

●タオルの変色の原因は酵母!
顔を洗ったあと、タオルでふいたら嫌なニオイが…そんな経験があるでしょう。洗濯したはずなのになぜか濡れると臭くなり、気づけば白いはずのタオルがピンクっぼく変色している…。ニオイと変色は、落とし切れなかった汚れをエサに、細菌や酵母が繁殖することで起こります。それでなくてもタオルは水まわりで使われることが多く、湿った状態で置かれますから、雑菌が繁殖しやすい環境です。タオルを次のように扱っていませんか。

◎使ったタオルを洗濯機に放りこんだまま、長い時間置いている。
◎洗濯機で洗ったあと、干さずに放置している。
◎脱衣所の洗面台の下に保管している。

つまりニオイを防ぐには逆の行動をとればよいのです。具体的には…

◎使ったタオルはできるだけ早く洗濯する。
◎洗濯後は素早く干す。
◎干したタオルは湿気の多い洗面台の下ではなく、乾いた場所に保管する。

すぐに洗い、よくすすぎ、しっかり乾かすのがポイント。これでタオルの嫌なニオイに悩まされることはありません。

襟と袖口の黒ずみと根深く残る二オイは

ビジネスマンにとって必須アイテムともいえるYシャツですが、繰り返し着ていると襟に黒ずんだ汚れが目立つようになり、脂臭いニオイがしてきます。このようにYシャツが汚れやすいのは、その素材に原因があります。最近のYシャツは、綿とポリエステルの混紡タイプが主流です。ポリエステルはシワが寄りにくいというメリットがありますが、一方で汚れとニオイを吸着しやすいというデメリットもあります。

そのため、通常の洗濯では汚れとニオイが落とし切れず、その状態でまた着てしまい、さらに汚れる…ということが繰り返され、黒ずみとニオイが発生するのです。つまり、Yシャツにニオイを残さないためには、1回1回の洗濯でしっかり汚れを落としきる必要があります。そこで、酸性の汚れである黒ずみ部分にアルカリ性である固形石けんをこすりつけ、洗濯用ブラシでこすっておくようにしましょう。

ただし、こすりすぎると繊維を傷めてしまうので、おおよそ落ちたところで、洗濯機に入れるようにします。すすぎは、他の洗濯物と分けて2回するとよいでしょう。洗いあがったら、Yシャツをハンガーにかけ、シワとり防臭スプレーを全体に均一に吹きかけておくとベストです。とはいえ、ここまで丁寧に日々洗濯をするのは手間ですから、3回着用したら行なうというように、スペシャルケアとしてとり入れてみてください。

しつこく二オイが残る 「下着・肌着」のお手入れ

靴下と下着や肌着には、ある共通点があります。それは、どちらも「直接肌に触れる衣類」であるということ。その分、汗や皮脂を吸いやすく、いくら洗濯してもムッとするこオイが残りがちです。肌着のしつこいニオイの正体は、バターのような脂臭とミルクやココナッツに似たラクトンのニオイが混ざった複合臭です。そしてこのニオイの原因は、体から分泌される皮脂であることが明らかになっています。

となると、肌着のニオイ対策のキーワードは、”皮脂”ということになります。とくに落としきれない皮脂汚れは、着る度に蓄積されていきますから、ニオイが気になりだしたら、皮脂汚れを除去する洗濯の必要があります。そこで試してほしいのが、洗濯前のつけ置き洗いです。

①40℃程度のぬるま湯を洗面器に満たし、洗濯1回分の洗剤(酵素入り粉末タイプ)を入れて溶かして濃い目の洗剤液を作る。

②肌着を①に入れ、30分~2時間つけ置く。

③②を洗剤液ごと洗濯機に入れ、その他の衣類と一緒に洗濯する。

なお、ウールやシルクは傷むのでつけ置きはしないようにしてください。また、色柄物は原液を目立たないところにつけ、色落ちをしないか確認してからにしましょう。

すっぱいニオイが消える 「靴下」のお手入れ

●靴下のニオイ消し

ニオイが気になる衣類として、「靴下」を挙げる人は多いでしょう。足の裏は汗腺が多く、1日でコップ1杯もの汗をかく場所。その上、仕事をしている人の足は靴の中に長時間入れられたままですから、蒸れて雑菌がはびこり、強いニオイを発します。そんな靴下の悪臭と汚れを落とすには、重曹を使ってみてください。正式には「炭酸水素ナトリウム」といいます。男性にはあまりなじみのないものかもしれませんが、パンやケーキのふくらし粉として、また食器やキッチンの汚れ落としとして使われ、スーパーやドラッグストアで簡単に手に入ります。使い方は…

①洗濯機の中に規定量の洗濯用粉石けんと、その10倍量の重曹を入れる。

②通常通り洗濯をする。

たったこれだけです。ニオイがとれるメカニズムは単純で、重曹の弱アルカリ性が酸性物質である靴下のニオイを中和し、消臭効果を発揮するためです。ただし、この方法は皮脂と汗という一般的な靴下の汚れを想定したもので、アルカリ性の悪臭成分などが混ざった汚れに対しては、効果が得られないので、注意してください。ちょっと面倒だな…という人は、靴下そのものを見直してもよいでしょう。最近では、長時間はいても臭くならない「高性能消臭ソックス」などが販売されています。

やみくもに選んでいても二オイは とれない!正しい「洗剤の選び方」

●汚れのタイプと繊維によって使い分ける
衣類のニオイは「自分の体から出る体臭を由来とするもの」と、「外からつくニオイを由来とするもの」の2つに分類できます。ニオイの分子は衣類の繊維にくっつきやすいという特徴があり、飲食店に行けば食べ物のニオイが、満員電車で隣の人と密着していればその人のニオイが…というように、ニオイは簡単に移ります。そのため、1日の行動により衣類につく汚れとニオイの質は変わります。そして汚れやニオイの質が異なるのなら、使う洗濯用洗剤も洗濯法も変えるべきです。たとえば、

◎事務仕事が中心で外出も少なかった日のシャツ
◎フットサルのチームで激しく体を使った日のユニフォーム

前者は汗汚れにポイントをしぼったケアを、後者は汗に加えて皮脂汚れや角質、垢なども落とすケアをする必要があるでしょう。何を選べばいいのか迷ったら、パッケージの裏を見てください。品名、用途、液性、成分が表示されていますから、汚れや衣類の繊維に適した洗剤を見つけられます。ここでも、洗濯用洗剤の種類を挙げておきましょう。

●洗濯用合成洗剤
一般的な洗剤。弱アルカリ性は木綿・麻に適しており、皮脂や油などの油性の汚れ、垢や泥汚れにも強く、繊維の奥深くに入り込んだ汚れまで落とす。一方、中性はウールやシルクなどのデリケートな素材に適している。油性の汚れの除去には弱く、汗汚れを落とす程度の働き。

●洗濯用石けん
天然の植物性油脂を原料にした洗剤で、弱アルカリ性。洗濯用として粉末タイプ、液体タイプ、部分汚れ用の固形タイプがある。

●水かお湯、どちらがいい?
洗剤を選んだら、その効果を最大限に引き出すための洗濯の仕方も覚えましょう。まず、試してもらいたいのがお湯です。衣類の素材によって最適な温度は異なりますが、基本的に汚れは、お湯と洗剤が合わさると落ちやすくなります。1日分の汗汚れなら、洗濯機で水洗いするだけで十分ですが、皮脂汚れや垢も含む油汚れは、洗剤が持つ洗浄力を最大限に引き出す30~40度ほどの水温で洗濯をする
と、汚れ落ちがぐんとよくなります。

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